既製品なら、数十枚(時には百枚以上)の生地を一気に裁断して、同じ仕様で縫製現場に流し、同じ作業を繰り返せば、効率よく大量のシャツが出来上がります。しかし、オーダーシャツの場合は、そう簡単にはいきません。熟練した職人が、1枚1枚生地の柄を合わせて、お客様だけのシャツを1枚ずつ裁断していきます。もちろん、縫製に関しても、衿型・カフス型などさまざまに仕様が違うシャツを、時間をかけて丁寧に縫製していきますすべてが手作業で時間のかかる作業ですが、思いを込めて選ばれたシャツは、本当の意味でのオンリーワン。 シャツを作り出すためにかかる2週間(※)は、待てる大人の楽しみだとお考えください。 ※オーダーをお受けしてから、約2週間での納品となりますが、休日やフェアなど諸条件により納期は変動いたします。
衿と同様にドレスシャツの重要な顔になる部分のカフスは、ボタンを留めると円錐状になり、手首に馴染むカーブカフスになっています。 また、カフスは単に袖口を止めるという役割だけではなく、ジャケットの袖口を汚さないために、袖口と平行に1~1.5㎝出して着ることも大切です。
デザイン的な扱いになりつつあるガセットですが、補強するという点で長く着ていただくシャツには欠かせない重要なパーツです。
当社では高級シャツの縫製仕様である本縫い1本針縫製となっています。 この縫製仕様は、技術的に高度で手間隙が必要となりますが、 丈夫で美しく肌へのあたりが柔らかいシャツとなります。
衿台とカフスには芯地が入り厚くなるためボタンが留めにくい場合があります。 そのため、衿台とカフスのボタン付けにはボタンを留めやすくする工夫として少し浮かせてボタン付けをする根巻き仕様のボタン付けを採用しています。
► ボタン一覧表はこちら剣ボロの裏側にも裁ち目が出ないよう、丁寧な縫製をしています。最高のコストパフォーマンスを提供するために、人の目に触れない部分にも技術的な妥協はしないことが、私たちのポリシーです。
肩の丸みにフィットするよう、肩から背中にかけて切り替えてある部分をヨークといいます。 このフィット感を更に高めるために、ヨークを背中心でバイアスに切り替えた「スプリットヨーク」もオプションでご用意しています。特にストライプ柄はバックスタイルをよりエレガントに表現します。